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私の周りの見えない存在たちとのフツーの会話+ヘミシンクのぷち体験。難しい話は抜きにして、頑張りすぎない、ゆる~いスピ?な日々。
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縁の下に隠すもの
2010年02月10日 (水) | 編集 |
先日、人形浄瑠璃(文楽)を観に行ってきました。
実は記事にしそびれていましたが、12月にも観に行ったんで今回が3回目になります。

今回は念願の「曾根崎心中」です。
今から300年以上前に実際にあった心中事件をもとに近松門左衛門が書き上げた作品。

醤油屋の手代・徳兵衛と天満屋の遊女・お初は相思相愛の仲。
ある日、徳兵衛は生玉神社の境内で逢えない日々の恨み言を口にするお初にその訳を話す。
徳兵衛の伯父でもある主から娘との縁談話があり、伯父と実家の継母とで話を決めてしまった上に継母が伯父から金を受け取っていた。
縁談を断った徳兵衛に伯父はお初との仲を言い立て、継母に渡した金を4月7日までに返せと言う。おまけに大阪の地を出て行けとまで。
金は継母から取り返したが、期限は明日。
金を早く主に返したいところだが、実はその金を先月末に友人の油屋九平次に3日に返す約束で貸していた。
丁度通りかかった九平次に貸した金の返済を求めるが、借金した覚えがないと言われ、巧妙に金をだまし取られたことを知った徳兵衛は死んで身の潔白をはらす決意をする。

その夜の天満屋。
お初は徳兵衛の悔しい胸中を察して心を痛め塞ぎ込んでいる。
忍んで逢いにきた徳兵衛を見つけたお初は、自分の打ち掛けの中に忍ばせて徳兵衛を縁の下に隠す。
店に現れた九平次から散々に徳兵衛の悪口を聞かされたお初が独り言の様にして死の覚悟を徳兵衛に問いかけ、それに答える徳兵衛。
早仕舞いした店を打ち掛けの下に白無垢の死装束のお初と徳兵衛が抜け出し、梅田の橋を渡って曾根崎の天神の盛りに辿り着き・・・・・・。

     縁の下に隠すもの

打ち掛けの裾に隠れた徳兵衛とお初のやり取りがいいんですよね。
「死ぬる覚悟が聞きたい」と独り言になぞらえて足で問うと、
徳兵衛は頷いてお初の足首を自分の喉に当てて返事をする訳です。
その後も「徳様、私も一緒に死ぬるぞや」と足で合図すると、
その足を取って押し戴き息を殺して焦がれ泣く徳兵衛。
悲しい決意をするんですが、なかなか官能的な場面です。
互いに言葉を交わさなくてもちゃんと解り合ってるんだよな~。でも死んじゃうんだよね・・・このふたり。
天満屋を抜け出すのに下女の火打石を打つ音に合わせて少しずつ戸を開けて行くときはドキドキしながら見ちゃいます。
あ~どうか、見つからないで~って。
そして無事に抜け出せた事を喜ぶふたりの姿って何か複雑・・・。
これから死に向かって行くのだから。

「曾根崎心中」は歌舞伎でも観ましたが、人形浄瑠璃だと更に想像力を働かせるからなのか、より感情移入して観れる様な気がします。
お初のお人形が何とも可愛らしい表情と仕草なのでついついボ~ッと見とれちゃいました。
ただし、耳はボ~ッとはしていられません。
浄瑠璃をちゃんと聞かないとね・・・歌舞伎と違って役者たちは喋ってくれませんから。

さて、今日のお題の「縁の下に隠すもの」ですが、そう!恋人です。
お初が徳兵衛を隠した様に、前回見た「伊達娘恋緋鹿子」では、八百屋お七の恋人の吉三郎を下女のお杉が縁の下に隠します。
時にはスパイも縁の下に隠れます。
「仮名手本忠臣蔵」の7段目では、大星由良之助の動向を探るおっさんが潜んでいたりします。
縁の下には何かとドラマがあるようです。

本日は人形浄瑠璃のお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

あんじゅ★のもうひとつのブログ Angel Box こちらから遊びに来てね~
今日のお題は・・・・・・気の毒な名前 「ボケ」ってあんじゅ★は好きな花なんだけどなぁ~


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シェイクスピアを文楽で
2009年09月11日 (金) | 編集 |
今年、新しく始めた事がいくつかあります。
ヘミシンク、チベット体操、ブログ、・・・そして、文楽。

文楽、人形浄瑠璃とも言いますね。あんじゅ★はこっちの言い方が好きかな。
歌舞伎を観るようになってから、人形浄瑠璃も気になってたんです。
もともと人形浄瑠璃だった作品が歌舞伎になっていたりしますし。
その歌舞伎の中でも、人形振り(にんぎょうぶり)という演出があります。
二人の黒衣さんがついて、役者は黒衣に操られている人形浄瑠璃のお人形のようなぎこちない動きをします。

人形浄瑠璃を観られる場所は少なくて、東京の国立劇場と、大阪の国立文楽劇場です。地方公演などもあるようですが、約ひと月という単位での公演はこの二カ所みたいです。そして東京での公演は年に数回。毎月やってる歌舞伎と違って観るチャンスも少ないですね。

東京では12月に初心者向けの鑑賞教室が開かれるので、今年こそ行こうと思っているのですが、9月に公演があるのでいきなり見てしまおう!!と思い立ったのでした。そういえば歌舞伎もいきなり観に行ったんだった。まずは体験すべし!
そこで文楽デビューに選んだのが、昨日見てきたシェイクスピアです。

え?シェイクスピア?
あんじゅ★もそう思いました。
近松門左衛門の作品辺りからいくのが王道?かとも思ったのですが、初めてだからこそ、新しいのを見てみるのもアリなんじゃいかと。近松門左衛門も浪花のシェイクスピアとも言われているみたいだから、な~んだOKじゃん!
それに、あんじゅ★はシェイクスピアが好きなの。全て読んだ訳じゃないけど。

前置きが長くなりました。本題に入りましょう。

天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)
原作はシェイクスピア最後の作品「テンペスト」。
坪内逍遥によって翻訳された「テンペスト(あらし)」をもとに舞台を中世の日本に置き換えて脚色した平成の新作文楽。

激しい雷と暴風雨に見舞われた一艘の船は南海の孤島に漂着した。
船に乗っていたのは筑紫大領の一行で、筑紫大領秋実(つくしのたいりょうあきざね)、その忠臣、日田権左衛門(ひだのごんざえもん)、阿蘇の城主、刑部景隆(ぎょうぶかげたか)の三人は浜辺に打ち上げられた。秋実は、共に船に乗っていた息子、春太郎(はるたろう)を失った悲しみに暮れている。
一方、その春太郎は島の奥深くの森に迷い込んでいた。自分だけが助かったのだと思っている。そこに現れたのが島の娘、美登里(みどり)。花を摘みながらいつもと違う父の様子を心配し浮かない様子。更に美登里の父が召し使っている泥亀丸(でかまる)が現れ、想いを遂げようと美登里に迫る。それを春太郎が助け、互いに一目惚れした二人は恋に落ちる。
実はこの嵐、美登里の父、阿蘇左衛門藤則(あそのさえもんふじのり)の術によって引き起こされたものだった。十二年前に敵対する隣国の秋実と弟の景隆によって国を追われ、娘とともに海に流された事への復讐の為に・・・。

あんじゅ★は、春太郎と美登里が互いに目と目を合わせ、惹かれていくところが好きです。恋に落ちる瞬間とでもいいましょうか・・・。いい雰囲気です。
なにしろ、それまで島の住人といったら、この父娘と泥亀丸だけですから、こんなに若くて美しい殿方を見たのは初めてなんですね。しかも自分を助けてくれた。
そりゃもう、乙女な美登里ちゃんはポッ・・・ですよね~♪カワイイ。
あとは、そのとーちゃんね。
最後の方で、まだ息子を亡くしたと思い込んでいる秋実に、
「ちょうど貴殿と同じ頃、私も愛しい娘を失いました。」と言うんですね。
そこへ春太郎と美登里が現れる。
え?アンタ、今さっき娘を亡くしたって言ったんじゃぁ・・・?な、秋実に、
「それは偽りではないのです。これまでは父の事しか思わなかった娘が、今ではすっかり春太郎どのに・・・。」
あ~悲しいぜ、オヤジ!!な瞬間でした。

人形浄瑠璃でシェイクスピア、あんじゅ★は好きです!
6月に観た歌舞伎「NINAGAWA 十二夜」もシェイクスピアの「十二夜」が元になったものでした。
シェイクスピアと伝統芸能、結構面白い組み合わせだし、初心者にはかえってわかりやすいかもしれないですね。文庫本で原作を読んで予習できますし。
ちなみにシェイクスピアは日本語では「沙翁」と書きます。

あんじゅ★は映画やライブのパンフレットは買いませんが、歌舞伎の筋書きは買っちゃいます。今回は初めてなのでプログラムを買ってみました。
歌舞伎と違うのは、床本(ゆかほん)という小冊子がついてくる事です。
床本には、語り手である大夫(たゆう)の語る言葉が全て書かれています。
付録みたいでちょっと嬉しいですね♪
もうひとつ歌舞伎と違うのは、舞台の左右の上部に電光掲示板があって、そこにリアルタイムで大夫の語りが表示される事です。
初めてのあんじゅ★としては、舞台を見たい。でも語っている大夫の姿も見たい。その語りを文字で確認したい。もう視線はグルグルあっち行ったり、こっち行ったり忙しかったです。何事も慣れなんでしょうけどね。

     シェイクスピアを文楽で

本日はあんじゅ★文楽デビューにお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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