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私の周りの見えない存在たちとのフツーの会話+ヘミシンクのぷち体験。難しい話は抜きにして、頑張りすぎない、ゆる~いスピ?な日々。
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その微笑みが狂わせる
2010年02月22日 (月) | 編集 |
先日の続きで、歌舞伎座の夜の部です。
一、壷坂霊源記(つぼさかれいげんき)
二、高杯(たかつき)
三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)

最大のお楽しみはコレ。
籠釣瓶花街酔醒
上州佐野の絹商人・佐野次郎左衛門(勘三郎)は下男の治六(勘太郎)と共に吉原仲之町はやって来るが、田舎者と目をつけられ騙されそうになる所を立花屋長兵衛(我當)に助けられる。
帰ろうとする二人は傾城・九重(魁春)と七越(七之助)の花魁道中に出くわし、念願の花魁道中も見たのでいよいよ帰ろうとする所、脇の二人にもまして絢爛豪華な八ツ橋(玉三郎)の道中と遭遇。
あまりの美しさに次郎左衛門は魂を奪われてしまい、その後八ツ橋の元へと通うようになる。
八ツ橋の親代わりである釣鐘権八(彌十郎)は、良い金蔓が出来たと立花屋・おきつ(秀太郎)に金策を頼むが断られ帰っていく。
怒った権八は八ツ橋の間夫の繁山栄之丞(仁左衛門)に、八ツ橋は次郎左衛門に身請けされる気だと栄之丞の不安を煽る。
栄之丞に今晩の座敷で次郎左衛門への愛想尽かしを迫られ困惑して泣き出す八ツ橋。
一方何も知らない次郎左衛門は八ツ橋を身請けするつもりで、絹商人仲間を連れて来ており九重や七越らを座敷に呼んで八ツ橋が来るのを待っている。
ようやく現れた八ツ橋は次郎左衛門に顔を合わすのも嫌だと愛想尽かしを始め、身請け話を断り今後は来ないで欲しいと言う。
皆の前で恥をかかされ恨み言を述べ始めた時、廊下から座敷の様子を窺う栄之丞に気付く。
次郎左衛門は全てを察し八ツ橋に尋ねると、栄之丞は自分の間夫だと言って座敷を去った。
打ちひしがれて帰っていた次郎左衛門だが、四ヶ月後に再びやって来た。
やがて八ツ橋が挨拶をしに連れて来られて・・・・・・。

とにかく目を奪われるのは玉サマの八ツ橋の圧倒的な美しさですね♪
登場すると場内からため息と心地よい緊張感が・・・。
この独特の空気を創れる女形はやはり玉サマだけかも。
歌舞伎で花魁道中を観るのはいつも楽しみですが、豪華に三人ですからね~ココ観ただけでも観て良かった♪って思っちゃいます。
さて、田舎者の次郎左衛門さんは人柄も気前も良くって「佐野の大尽」なんて呼ばれてるくらい「良いお客」なんですが、ただひとつ残念なのは顔中が痘痕だらけなんです。
一方八ツ橋の間夫の栄之丞は浪人者ですが、八ツ橋が郭勤めをする以前から深い仲でめっちゃイケメンなんですね~♪
八ツ橋もツライ立場ですよね。栄之丞に惚れてるからこそ彼がプー太郎で世間ではヒモと言われていようがお構い無しに、仕送りや新しい着物を届けたりしてるんです。
でも遊女ですからお客との営業上のお付き合いも大事なんで、客に愛想良くもします。それに金で縛られてる身でもあるんであまりワガママも言えません。

さて、久しぶりに来た次郎左衛門はこの後八ツ橋と二人きりになると、持参した妖刀・籠釣瓶で八ツ橋を斬ります。
おそらくその人柄の良さもあってか、花魁のもとに通いつめ身請け出来る程に彼の商売は順調だったはずです。
その彼の人生が何処で狂ってしまったのか・・・・・・。
最初に吉原に来た時は江戸での商いの帰りで、話の種に吉原見物でも・・・って軽い気持ちで来ただけなんです。
ところが・・・・・・
八ツ橋が花魁道中で通り過ぎたあとに次郎左衛門を振り返って笑みを浮かべます。
それを見た彼は「宿に帰るのがいやになった。」ビビッときて一目で見染めちゃったんですね。

それにしても次郎左衛門もさぁ、人殺しになっちゃう程思いつめなくたってね~って思うんですが。
そりゃあさ、人前で恥かかされて悔しい気持ちはわかるけど。
相手は遊女ですから本気でのめり込んじゃぁいけませんでしょ。
楽しく気前良く遊んで「お大尽」でいれば良かったのにねぇ・・・。

次郎左衛門に斬られて命を落とす八ツ橋の最期は美しいです。
斬られてくるっと後ろ向きになると、海老ぞりで(イナバウアーで?)倒れます。

本日は歌舞伎のお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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本日のお題は・・・・・・今日は猫の日だって! 


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下駄で踊ればハッピーに
2010年02月19日 (金) | 編集 |
先日は歌舞伎座の夜の部に行ってきました。
一、壷坂霊源記(つぼさかれいげんき)
二、高杯(たかつき)
三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)

壷坂霊源記
盲目の座頭沢市(三津五郎)と女房・お里(福助)は貧しいながらも仲睦まじく暮らしている。器量良しと評判のお里は献身的に夫に尽くしています。一方、沢市は連れ添って三年の間毎晩お里が出掛けていくので女房に疑念を抱くようになっていた。お里に問いただすと、沢市の目が見えるよう壷坂寺の観音様に毎日通っていたのだと言う。
お里の気持ちに感謝しつつ二人でお参りをする事に。そこで沢市は一人で願掛けのお籠りをすると言いお里を家に帰す。
沢市はお里にこれ以上迷惑をかけたくないと身投げしてしまう。
胸騒ぎがしたお里が戻ると谷底に月明かりに照らされた沢市を見つける。
盲目の夫が一人で死んでいくのは不自由だろうとお里も身を投げるが・・・。

福助さんが可憐です♪
こんな奥さんが夜な夜な出掛けたらそりゃぁ心配でしょうよねぇ・・・って、沢市さんには見えてないんですが。
物語は最後に観音様によって二人の命が助かり、沢市の目が見えるようになります。
初めて見る自分の女房に「どなたさんですか?」と話しかけ、あまりに美しいのでびっくりして「こんな綺麗な人が自分の女房であるはずがない」と戸惑う沢市。
改めて目を閉じて声を聞いてようやくこの人だ!とわかるんですが、この場面は見ていて嬉しくなってきます。
目が見えるようになった嬉しさで踊りだす沢市がこれまた良かったです。
可憐な福助さんと三津五郎さんの踊りで大満足でした♪

高杯は下駄を履いた舞踊です。
大名某(彌十郎)が家来の太郎冠者(亀蔵)と次郎冠者(勘三郎)を伴って花見に出掛ける。
大名は杯を地面に置こうとする次郎冠者に高杯を買ってくるように命じて太郎冠者と共にその場を去る。
しかし、次郎冠者は高杯が何なのかを知らない。
そこへ通りかかった高足売(橋之助)に騙されて高足を高杯と思い込んで買ってしまった上に、大名の酒を二人で飲んで酔いつぶれてしまう。
戻った大名にコレが高杯だと言い張って高足を履いて踊りだす。

高足=高下駄での踊りがとっても面白いんです。タップダンスです。
実際この踊りは六世菊五郎が、初演当時流行したタップダンスに着想を得たものだそうです。
次郎冠者という、どこかすっとぼけたキャラに勘三郎さんがぴったり♪
このキャラの雰囲気がすっごく自然に・・・地でいってるんじゃないの?くらい馴染んでまして、さすがだなぁ~と。
勘三郎さんっていつも観客をワクワクさせてくれますね♪
高足売は次郎冠者が高杯が何かを知らないのを悟り巧みに高足を高杯だとご丁寧に使い方まで説明して売りつける。
この高足売の橋之助さんの表情が良かったですね~。
この二人のやり取りはおもわず「ぷぷぷっ」って笑っちゃいます。
酔いつぶれた次郎冠者が踊りだし、最後には大名と太郎冠者も一緒に愉快に踊りだす。
何ともハッピーな気分にさせてくれる大好きな演目です♪

あとひとつ籠釣瓶花街酔醒がありますが、長くなっちゃったんで今日はこれまで。

本日は歌舞伎のお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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可憐さと妖艶さと・・・
2010年01月29日 (金) | 編集 |
先日は1月の歌舞伎座の千秋楽、夜の部に行ってきました。

あんじゅ★は歌舞伎座に行く時のお弁当を、乗り換えで降りる新宿の伊勢丹か銀座の三越のデパ地下で買う事が殆どです。
この日は三越で何気なく見ていたらお稲荷さんがあったので・・・しかも「わさびいなり」があったので買ってみました。
この前名古屋で気に入った「豆狸」ではなかったですけど、試しに食べてみる事に。
結構ワサビの葉が入ってましたし、若干・・・ホンの僅かですが大きいのも嬉しい。その分値段はこっちが高いですが。
お味は? 
油揚げの味もワサビの加減も、あんじゅ★の好みでは「豆狸」ですね♪
「豆狸」のを知らなければ普通に美味しいんですけど・・・。

一、春の寿(はるのことぶき)
二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
三、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
四、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)

先日の昼の部では最初の舞踊の演目にしか出ていなかった福助さんを、この夜の部では堪能しました♪

まずは「春の寿」で王朝風の舞台で小野小町に勝るとも劣らぬ花の姫となっての舞踊で、華やかで艶やかな姿にうっとり♡

最後の「与話情浮名横櫛」は「切られ与三」とか「お富与三郎」という通称もあるお話。
伊豆屋の若旦那・与三郎(染五郎)が木更津の浜見物で出会ったのが、赤間源左衛門の妾で元は深川芸者のお富(福助)で、二人は互いに一目惚れしてしまう。
その後二人は逢瀬を重ねるがそれを源左衛門に知られ、与三郎は全身34カ所の傷を負う。
一方、お富は身投げをするが和泉屋多左衛門(歌六)に救われる。
それから三年後、多左衛門の妾となったお富のもとに小悪党の蝙蝠安(彌十郎)が相棒を連れて金を強請りにやって来た。
その連れの男には体中に傷跡があり・・・・・・。

与三郎とお富が出会うところが良いですね~♪
すれ違いざまにビビッと来ちゃったって感じでしょうか。
いつまでも与三郎の方をボ~ッと見ているお富は心の中では「いい男だねぇ~」って思ってるんですけど、妾という身ですし供の女中たちの手前本音など言えません。
そこで「いい景色だねぇ・・・。」と言うんですね。
こちらもまたボ~ッとお富の去るのを見送っていた与三郎は、あまりにも見とれすぎちゃいまして着ていた羽織を知らず知らず脱ぎ落としてしまいます。
それほどお富の美しさと艶やかさに惹かれてしまったんですね。
様々なお話に若旦那キャラは出てきますが、皆さん世間知らずでハチャメチャなところもあるけれど、憎めないお茶目なキャラでもありまして、あんじゅ★は歌舞伎の若旦那さんは大好きです♪

場面が変わるといきなり三年後です。
お富は多左衛門に助けられ囲われています。結構素敵なお家です。
湯屋帰りのお富の登場で始まります。
家の前で雨宿りをしていた番頭の藤八はお富の美しさに惹かれているので、家に招かれてドキドキです。可愛いおっさんですね。
そんな藤八の目の前で湯上がりのお富が化粧をするシーンにクギ付けなのはなにも藤八さんだけではありません。
あんじゅ★もでござんす♪
湯上がりでおろした髪に軽~くツゲの櫛がさしてありまして、胸元も若干開き気味・・・。そんな姿で白粉をはたいたり紅をさしたり。
またこの時の着物が良いですね。赤の入った縞が何とも素敵です。

お話はその後、立派な亭主に囲われて暮らすお富に対して、
刀傷を負い親にも勘当されたのは誰の為だったかと散々に恨み事を言う与三郎。
お富もこれまでの経緯を話し、多左衛門とは色事は一切ないと言う。
そこへ戻った多左衛門がお富に与三郎との関係を尋ねると、兄だと言って誤魔化すお富。
与三郎が帰った後で、お富は多左衛門の妹である事を知らされる。
戻ってきた与三郎はお富から事情を聞くと、お富一緒になる事を誓うのでありました~。
めでたしめでたし

可憐な乙女からゾクッとする程の色気を放つお富さんまで、いろんな福助さんで大満足でありました。

本日は歌舞伎のお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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隣人の関心事
2010年01月25日 (月) | 編集 |
先日、歌舞伎座の昼の部に行ってきました。
いよいよあと4ヶ月ですからね~、しっかりとこの歌舞伎座を観て、感じて、楽しんで、記憶に留めたいと思います。

一、春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)
二、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
三、勧進帳(かんじんちょう)
四、松浦の太鼓(まつうらのたいこ)

予想外に面白かったのが、「松浦の太鼓」でした。
師走のある日・・・元禄14年12月13日のこと・・・。
うっすらと雪景色の両国橋のたもとで俳人の其角(歌六)と門下の俳人で煤竹売りの元赤穂浪士・大高源吾(梅玉)が出会う。
立ち去ろうとする源吾に其角は「年の瀬や水の流れと人の身は」と詠み、それに対して源吾は「あした待たるるその宝船」と付句して去っていく。
其角は源吾を見送りつつその句の意味を考える。
翌14日の夜、其角の門人で平戸藩主の松浦鎮信(吉右衛門)は其角を屋敷に招き句会を催した。
そこへ腰元のお縫(芝雀)が現れると鎮信は不機嫌になってしまう。
その訳を其角が尋ねると、鎮信は兵学者・山鹿素行の同門の赤穂藩家老・大石内蔵助は門弟でもあり赤穂浪士に同情していたが、誰も吉良上野介を討たない事に苛立っていたと言うのだ。
同門の大石は遊郭で放埒、お縫の兄の源吾は煤竹売りに身をやつしていて仇討ちの意志もない様子。だからお縫を見ると機嫌が悪くなり暇を与えるとまで言い出したのだ。
そこで其角は昨日の源吾との句のやり取りを話す。鎮信がその句の意味を思案するところに、隣の吉良邸から山鹿流の陣太鼓が鳴り響く・・・・・・。

「忠臣蔵外伝物」の人気作だという事ですが、観る前まではあんじゅ★の頭の中では「忠臣蔵=深刻な暗めのお話」って思ってますから、外伝物といえどどうなのかな~?と思っていました。
ところがですよ、鎮信の登場で面白くなってきちゃったんです。
だってこの人ン家はあの吉良邸のお隣なんですから!!
きっとね、あの時代の江戸の人々の最大の関心事ですよね、赤穂浪士VS吉良上野介ってのは。
それが知人が関わる事であり、その舞台はお隣だなんて何てラッキーなんでしょう、鎮信さんったら。
「まったく、赤穂の者は何しとるんじゃ・・・はよ誰か討ち入らんかい!」
とワクワクして待ったいたのですよ、この人。
聞き覚えのある陣太鼓で大石内蔵助率いる赤穂浪士が隣家に討ち入ったと悟ると助太刀をしようと支度を始めちゃったりします。
そこで一旦幕となりまして、再び開くといきなり場内が大爆笑となるのは、張り切って支度をした鎮信さんが玄関先で馬に乗って登場するからです♪ やる気満々ですっ!!
吉良邸へ向かおうとする主を必死で止める家臣たち。
そこに源吾が現れて討ち入りの一部始終を語り本懐を遂げた事を告げまして、長い事モヤモヤしていた心がスッキリの鎮信さんの顔も晴れ晴れとするのでした。
よかったね、鎮信さん。
あまりにもお茶目な鎮信さんの言動にクギ付けとなってしまいました。
鬼平みたいな役のときも素敵ですけど、こーゆーお茶目なお殿様の役の吉右衛門さんってのがこれまた良いんですよね~♪

本日は歌舞伎のお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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本日のお題は・・・いつでも一緒さ♪ 



十役早替り
2010年01月13日 (水) | 編集 |
昨日の東京は久々の雨で寒かったです。ウチの方ではちょっとだけ雪やみぞれもちらつきました。
そんな寒い日に新橋演舞場の夜の部に行ってきました。

慙紅葉汗顔見勢・伊達の十役(はじもみじあせのかおみせ・だてのじゅうやく)
四世鶴屋南北作で江戸時代に七世市川團十郎によって演じられた作品を、市川猿之助が復活させた。それを11年振りに海老蔵が演じる事となりました。
この題名ですが、顔を紅葉のように赤くして汗をかきながら十の役を早替りをしながら演じるという事だそうです。

足利家重臣・仁木弾正が父の亡霊から鼠の妖術を授けられる。また、亡父の望みである足利家打倒を果たそうと決意する。
これを知った忠臣・絹川与右衛門は弾正を捉えようとしたが取り逃がす。
その後、弾正と足利家後見役・大江鬼貫(猿弥)が結託して当主・足利頼兼が入れ上げている傾城・高尾大夫の身請け話が・・・。
将軍家からの非難があったらお家の一大事と考えた与右衛門は妻・累の姉である高尾大夫に手をかけた。更に高尾大夫の霊が乗り移った累も殺してしまう。
さて、頼兼の放埒により家督を相続したのはまだ幼い鶴千代。
その鶴千代毒殺の危機を察した乳母・政岡は鶴千代とわが子・千松のために御膳の用意を始める。
鶴千代が食欲がないと耳にした栄御前(笑三郎)が病気見舞いの菓子折りを持ってやって来る。
栄御前の勧める菓子を毒味役の千松が走ってきて口にする。
苦しむ千松を見ても顔色を変えぬ政岡を見た栄御前は、政岡が鶴千代と千松を取り替えてお家横領を企てていると勘違いし、悪事の証拠の連判状を政岡に託す。
ひとり残った政岡はわが子の死に号泣。
そこへ弾正の妹・八汐(右近)が斬り掛かるが政岡が返り討ちに・・・しかし連判状を鼠に奪われてしまう。
その後国家老が御家横領を対恨む一味の罪状を訴えるが・・・・・・。

話せば長~いお話でして、要は「伽羅先代萩」の前後にもうちょっと色んなエピソードをくっつけたって感じでしょうか・・・。

足利家の重臣・仁木弾正、足利家打倒を望み弾正に鼠の妖術を授ける亡父・赤松満祐の亡霊、大金目当てに弾正らのお癒え横領に加わる坊主である土手の道哲・・・この三役が悪。
郭通いの足利家当主・頼兼。その頼兼が入れあげる傾城・高尾大夫。そもそもこの二人が御家騒動の元だったのよね・・・。
高尾大夫の妹で腰元の、累の夫であり弾正の企みを阻止しようとする忠臣・絹川与右衛門、頼兼が隠居して当主となった幼い鶴千代の乳母・政岡、悪人たちの讒言によって御前を遠ざけられていた荒獅子男之助、この御家騒動に裁きを下す管領・細川勝元・・・この五役が善。
以上の合計十役を海老ちゃんが早替りで!! 

幕が上がると大きな写真入りパネルの前で、あらすじとこの十役の人物の説明をするという海老ちゃんの口上がありました。
おかげさまでややこしい人物関係がだいたい掴めますんでありがたい計らいですね。

確か最初の口上で48回の早変わりがあると言ってました。初めは数えてたんですが・・・・・・アホですね!?
早替りの時に活躍する・・・というかこの人たち無しには出来ないのが、海老ちゃんと入れ替わって顔を見せずに演じ続ける役者さんですね。
それにしても早いんです、一瞬で別の役になって出て来る。
見た目は勿論の事、声も仕草も何もかもが変わる。
見てる方は楽しいですが、海老ちゃんは大変ですよね。台本の殆どを自分が喋るんですから・・・。
休憩含めて5時間半ですよ~、殆ど彼は何かの役で舞台に出てる訳です。
不慣れな女形や宙乗りまで・・・やるニャ~。
こうなりますと、芝居が上手い下手という事よりも、それをやってること自体に感動しますね。よくぞここまでやって楽しませてくれたと。
これを30年前に復活させた猿之助さんも凄いし、やりたいと言った海老ちゃんも凄いですね。恐れ入りました!!
最近の海老ちゃんは気合いが入ってるな~と思いまする♪

本日は歌舞伎のお話にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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